HoloLens 用 HoloToolKit をパッケージ化する
※ これは 2016/08/05 Unity HoloLens Technical Preview ver.5.4.0f3(Windows版) 時点の情報です
最新版では動作が異なる可能性がありますのでご注意ください
Unity の視線判定周りをいろいろ試していましたが、MVP の中村さんが紹介されているようにすでに Microsoft からこれらを HoloLens で扱うための ToolKit ができていました
視線やジェスチャ検出などいろいろ入った便利ツールですが、Unity Asset Store ではなく GitHub 上のリポジトリでのみ公開されています
とりあえずこれを HoloLens エミュレーターで試してみます
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まずは GitHub からソース一式をダウンロードします
GitHub サイトの右上の緑のボタン「Clone or download」をクリック後、ダウンロード方法を選択します・・・いつもは Open in Visual Studio を使ってます
ソースファイルのダウンロード(zip の場合展開まで)が終わったら、Assets フォルダの親フォルダを選択して HoloLens 用 Unity Editor で開きます
中には HoloToolkit-Examples というフォルダがあり、中にいくつかサンプルが入っていますが、今回はその中の ColorPicker/Example.unity のシーンをダブルクリックで開きます
UWP にビルドしてエミュレーターでお試し
なるほどこんな感じで HoloLens アプリが作れるようですね
実際に使う場合は HoloToolkit-Examples フォルダ以下は不要なので、作成するプロジェクトごとに必要なファイルだけをコピーすることになりそうです
ただこの手順を毎回やるのは面倒なので、パッケージ化してみようと思います
Project ウィンドウの中の「Assets」フォルダを選択した状態で右クリック、表示されるコンテキストメニューの中から「Export Package」を選びます
パッケージ化対象のファイルが一覧で表示されるので、HoloToolkit-Examples フォルダと WSATestCertificate.pfx の証明書ファイルのチェックを外して Export ボタンを押下
パッケージファイルの保存場所をきかれるので、任意の場所、ファイル名(今回は holo-toolkit にしました)で保存
これで holo-toolkit.unity というファイル名のパッケージが作成されました
試しに空の 3D プロジェクトを Unity Editor で新規作成で開いた後、この holo-toolkit.unity ファイルをダブルクリックすると
Unity Editor 上でインポート確認ダイアログが表示されました・・・このまま Import ボタン押下
これで必要なファイルだけがインポートできました!
新規作成した状態だと HoloLens に必要な設定ができていないので、HoloToolkit のエディタ拡張機能でささっと設定を済ませます
増えているはずの「HoloToolkit-Configure」メニューの中の「Apply HoloLens Scene Settings」と「Apply HoloLens Project Settings」を実行します
「Apply HoloLens Project Settings」は Unity Editor の再起動が必要ですが、さくっと設定できて便利ですね