しっぽを追いかけて

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Unity と猫の話題が中心   掲載内容は個人の私見であり、所属組織の見解ではありません

Unity から HoloLens 上でアプリを実行する方法いろいろ

※ これは 2017/09/15 MixedRealityToolkit-Unity for Unity 2017.1.1f1 時点の情報です

最新版では動作が異なる可能性がありますのでご注意ください

前回 はとりあえず Unity で Mixed Reality Toolkit を利用し空の HoloLens アプリをビルドするところまで試しました

デプロイでエラーになってしまったのでその続きを

アプリを実行する方法はいろいろあるようなのでそれも試してみたいと思います

まずはアプリ自体はデプロイせずリモートで実行する方法

下記「Holographic Remoting Player」という HoloLens アプリを HoloLens 本体の方にインストールします

www.microsoft.com

インストールが終わったらおもむろに起動しておきます

HoloLens 側が待機状態に

そして PC 側は Unity の [Window]-[Holographic Emulation] のメニューを開きます

Holographic ウィンドウが開いたら Emulation Mode を Remote to Device、Remote Machine に HoloLens の IP アドレスを入力後、Connect ボタンを押下

Connection Status が緑色のランプとともに Connecting になったら、UnityEditor の再生ボタンを押して実行します

これで HoloLens 上でアプリがリモート実行されました・・・エミュレーションなので実際のアプリとはちょっと動作がちがいましたが

次に Unity Editor から HoloLens にアプリをデプロイして実行する方法

前回はエラーになってしまいましたが、どうやら PC 上で Windows Phone を USB 接続していたことが原因だったぽいです

とりあえず Windows Phone の接続を切って HoloLens だけを接続した状態だと大丈夫らしい

やり方は基本 Build Window 上のボタンを押すだけ

「Build SLN, Build APPX, then Install」ボタンを押すと、UWP プロジェクトエクスポート → Appx パッケージ作成 → HoloLens デプロイまで一気に行えます

その後、HoloLens 接続用の ID、パスワードを入力後、「Launch Application」のボタンを押せばOK

アプリをインストールして実行するので「Made with Unity」のスプラッシュロゴも表示されました

Build Windows の中ほどに IP Address の入力欄があるので WiFi 接続もできそうですが・・・非アクティブで操作できない状態でどうもまだその方法はよくわからず

さらに別の方法、Visual Studio からデプロイしてインストールする場合

「Open SLN」ボタンからサクっと Visual Studio を起動

ソリューションプラットフォームは「x86」、デプロイ先は「Device」にしておもむろに F5 キー押下で同じように HoloLens 上で実行できます

また、デプロイ先を「リモートコンピューター」に変更すると同じネットワーク上であれば USB 接続なしで HoloLens にデプロイ実行することもできます

初回だけ設定が必要で

接続先 IP アドレスを入力して HoloLens デバイスを選択することと

ペアリング用の PIN コードの入力が求められます

このとき入力する PIN コードは、HoloLens から Settings アプリを起動し、[Update & Secutrity]-[For developers] を開くと表示される Pair ボタンから確認できます

こんな感じ

Visual Studio からならネット越しにデプロイできるので問題ないのですが、UnityEditor からもできるようになりたい!