しっぽを追いかけて

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【Win10 Pre】 UWP 用に手でテスト証明書を発行する

きっと Visual Studio 2015 の正式版、Windows 10 SDK 正式版であれば対応済みだと思いますが、Visual Studio 2015 RC では .appxmanifest ファイルがアプリケーションマニフェストデザイナーで編集できません

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.appxmanifest 自体は XML エディターでインテリセンスを頼りに編集することはできるものの、困るのはテスト証明書の作成です・・・アプリケーションマニフェストデザイナーから作成するのがセオリーだったからです

というわけで手動で UWP のテスト証明書を発行してみることにしました

Windows 10 Insider Preview Build 10240 時点での情報のため、正式リリース後仕様等が変更になっている可能性があります


OS の検索機能で「Develop」と入力すると、「Developer Command Prompt for VS2015」というツールがヒットするはずなので、これを管理者として起動します

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プロンプトが起動したら次のコマンド

cd %USERPROFILE%\Desktop

makecert /n "CN={発行者名}" /r /h 0 /eku "1.3.6.1.5.5.7.3.3" /e "01/01/2115" /sv {アプリ名}_TemporaryKey.pvk {アプリ名}_TemporaryKey.cer

pvk2pfx /pvk {アプリ名}_TemporaryKey.pvk /spc {アプリ名}_TemporaryKey.cer /pfx {アプリ名}_TemporaryKey.pfx

※{発行者名}は .appxmanifest の Identity タグ Publisher 属性に指定されている 「CN=」に続く名称、{アプリ名}にはアプリ名を入れます

途中でパスワード入力が求められますが、テスト用の証明書ならば空のままでも大丈夫だと思うので、OK、確認ダイアログでさらに Yes で進めます

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最後までコマンドをたたくとデスクトップに pfx ファイルができます

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これを UWP プロジェクトの同名ファイルと置き換えたら大丈夫でした

発行者名を変更したいときにはテスト証明書も含めて変更が必要なのと、makecert コマンドで eku オプションに「/eku "1.3.6.1.5.5.7.3.3,1.3.6.1.4.1.311.10.3.13"」を指定するように変更すればサイドローディング用に有効期限が切れないようにもできるので覚えておいて損はないかと